● マクラーレン 初のクロスオーバー、2030年頃の発売目指し開発中 全固体電池搭載か!?

thumbnail image◆同社初のクロスオーバー「10年以内」に発売マクラーレンは、新型のクロスオーバー車を開発中で、2020年代後半に発売される見込みである。これまでスーパーカーやハイパーカーしか作らないと宣言してきた同社の方針と相反するものだ。この新型クロスオーバーは、ハイブリッドではなく完全EVとなる見込みで、内燃エンジンを搭載することはないだろう。今のところ派生モデルの計画は示されていないが、アストン マーティンDBXのように、いずれ複数の仕様を展開することになるだろう。クロスオーバーとしては比較的車高の低い、コンパクトな四輪駆動車で、電気モーターを2~3基搭載すると考えられる。マクラーレンのブランドにふさわしい高性能モデルとなるだろう。バッテリーのコストなどを考慮すると、価格は現行モデルを大きく上回り、6000万円近くに達する可能性がある。◆スポーツカーブランドが「SUV」を作る理由クロスオーバーやSUVに対するマクラーレンの方針転換は、間違いなく他社の成功を受けてのものだろう。ポルシェやランボルギーニといった高級ブランドから発売されているSUVモデルは、従来のスポーツモデルを大きく上回る販売台数を記録し、莫大な利益を生み出している。例えば、ポルシェは2021年の販売台数が初めて30万台を超え、最高記録を更新した。SUVのマカンとカイエンを合わせると、その販売台数の半分以上を占めることになる。一方、スポーツカーの911はわずか3万8464台であった。この傾向はランボルギーニのウルスについても同様で、2021年には約2対1の割合でスーパーカーのウラカンを上回った。アストン マーティンDBXは、2021年に同社の世界販売台数の半分を占めた。最も利益率の高いスーパーカーメーカーであるフェラーリでさえ、年内に同社初のクロスオーバー車「プロサングエ」を発表する予定だ。プロサングエは、フェラーリの伝…

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